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以前から、

といった声をいろいろな場所で聞くことがありました。

十数年前、独立する前に、私自身も感じたことがあります。
色、形、スケール感、空気感、存在感等、何か違うな、惜しいな、と。

そこで、独立を機会に、どうやったらそれを回避できるか、
どうやったらベストの結果に近づけるかを考え試行錯誤した結果、
現在のツールである「フォトリアルCG」にたどり着きました。

本来イメージパースを製作する目的は完成予想図の提示であり、イメージの共有です。
おそらく今現在もほとんどの場合はそうでしょう。

しかし、私たちにとって完成予想CGは単なる結果の一つです。
むしろCGはプロセスにこそ必要なものであり、
限られたリソースで最大限の効果を得る為には最も重要なツールであるといっても過言ではありません。


私たちの仕事において、CGの主な役割は、以下の通りです。

一次設計の段階では、蓄積された知識と知恵・経験から、
完成形を想像しつつトライ&エラーを繰り返し、プランニングしていきます。
そして、方向性が見出せたところで、クレイモデルの代替としておおまかなCGを製作し、構想の基本骨格が良いかどうかを検討します。建物の高さや幅、窓の位置やサイズ等、デザイン上重要なポイントを整えていきます。その過程で基本プランに問題があると感じたり、デザインの伸びしろが低いと感じたら、根本から見直すこともあります。

▼提案プラン一例

デザインは、ほんの少し観察の角度を変えるだけで印象が変わったり、ちょっとしたキッカケで一つ上のステージに移行したりします。基本骨格に肉付けしていく段階でその「ほんの少し」に気付くために、小さな違和感を見つけるために、様々な角度からモデルを観察します。
また、CGは照明計画を立てる上でも非常に有効です。
私たちが使用するアプリケーションは、望めば完全に「物理的に正しい」光の振る舞いをシミュレートすることができます。それによって、より効果的な位置に照明を配置することができます。
照明効果を含め、細部までコントロールし、それらを反映させた完成パースによって空間イメージを共有します。

▼室内色比較プラン

お打ち合わせを重ねていく中で、静止画だけではお客様が形やカラーをイメージしにくい部分も出てきます。そんなときには、出力イメージだけではなくモニター上で360°ウォークスルーをしながら確認作業をすることもあります。
また、天井・壁・床、様々なディテールや仕上げの組み合わせもCG上で試すことが可能です。ここはこの色にしたらどうか?ここはこの素材を使用したら?
その場合は、できる限り実在するメーカーの実在するマテリアルでシミュレートすることにより、実際にほぼそのままの形で完成されます。

もちろん100%とはいきませんが、このプロセスによって「こんなはずじゃなかった」「こうすればよかった」という状況を回避できる可能性は格段に高くなります。

これらは、

これらは、インハウスで精密かつ高品位なCGを製作しているからこそできることであり、 それによって非常に高い満足度とパフォーマンスを提供することが可能になります。

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